日本人にとって、収穫された新米は特別な思いがあります。
水分が多めになる新米の時期は、米を炊く担当者も気が抜けません。
茶事では、炊き立ての蒸れる前の飯を楽しみ、蒸れて通常の御飯を楽しみ、
更に最後には、お焦げに湯を注ぎ、香ばしさを楽しむという念の入れようです。
この繊細な感性を私達は大切に、秋の収穫に感謝の気持ちをもって
和食の真髄に近づきたいと思っています。
日本人にとって、収穫された新米は特別な思いがあります。
水分が多めになる新米の時期は、米を炊く担当者も気が抜けません。
茶事では、炊き立ての蒸れる前の飯を楽しみ、蒸れて通常の御飯を楽しみ、
更に最後には、お焦げに湯を注ぎ、香ばしさを楽しむという念の入れようです。
この繊細な感性を私達は大切に、秋の収穫に感謝の気持ちをもって
和食の真髄に近づきたいと思っています。
何気なく使用しているテーブルですが
塗り直しが出来る事をご存じですか。
和食の座卓として開店当時別注で作りました新館の机。
その後、お客様の希望で椅子の高さに合わせた机に変身。
更に今年、傷が目立ち始めた机を漆で塗り直し、お目見えしています。
お宮やお寺でも数十年に一度社殿を塗り直し、当時の姿に蘇ります。
鎌倉は日本の各地に先駆け、彫りと朱塗りの技法が伝来した地です。
現代においても、脈々と続くその技術。
今更ながら、これらの技術と伝統に感謝と脱帽です。
毎年好評、秋の甘味「栗茶巾」。
職人がひとつひとつ丁寧にお作りしています。
栗茶巾は鉢の木全店でお楽しみいただけます。
お食事の後に是非ご賞味ください。
秋のお彼岸といえば「おはぎ」。
和食の甘味として全国で親しまれているおはぎは
各地の風習によりすこしずつ姿が違います。
新ものの小豆を艶良く仕上げるには、
火加減と砂糖を加えるタイミング、
そして大きな鍋でゆっくり混ぜる事が大切です。
今年の仕上がりはどうなるか楽しみです。
※写真はイメージです。
本日のお造り
先 付:胡麻豆腐 山葵
入れ子 上段:生湯葉とイクラ 水菜と花菊の浸し 秋の白和え
入れ子 下段:鶏照焼 厚焼玉子 鹿の子蒲鉾 衣かつぎ 茶豆 酢取り茗荷 秋茄子 車麸 紅葉麸
温 物:鰆のかき餅揚げ 万願寺唐辛子 茸餡
お食事:御飯 ちりめん山椒
香 物:晩菊 沢庵 たまり生姜
汁: 海老真蒸清汁
法蓮草 鏡大根 柚子
お膳の内容は【お造り膳】と同様です。
【入れ子膳】には鮮魚のお造りがつきません。
紅鮭幽庵焼き 鶏照焼 帆立時雨煮 厚焼玉子 水菜と花菊の浸し 秋茄子 車麸 紅葉麸 滑子 山葵卸し 酢蓮根 薩摩芋ワイン煮 焼板蒲鉾 熨斗梅 酢取り茗荷 御飯 ちりめん山椒 晩菊 沢庵 たまり生姜 海老真蒸清汁
秋祭りは、日本各地に伝わる自然の恵みに感謝する行事
沢山の海の幸、山の幸、里の幸が神様に捧げられ
恒例の鶴岡八幡宮例大祭がつつがなく挙行されました。
祭事の後は、鎌倉の町を御輿が渡御し、大勢の地元の人と、観光客が見守りました。
明日9月16日は、小笠原宗家による流鏑馬です。
鎌倉の秋の観光シーズンも始まりました。
新米や栗と共に和食の新鮮素材が目白押しです。
10月第一日曜日 人形供養(本覚寺)
10月上旬 鎌倉薪能(鎌倉宮)
12〜15日 十夜法要(光明寺)
10月中旬 絵筆塚祭(荏柄天神社)
今年の中秋の名月は9月8日。
そして重陽の節句がスーパームーン(地球再接近)と重なり9月9日。
お茶の愛好家もこの時期月を愛で、茶会を開きます。
そこになくてはならない懐石・点心。
鉢の木は、今年も秋の忙しさが到来しました。
お月見にはおだんごが定番です。
上新粉はうるち米の粉、白玉粉は餅米の粉。
その他にも日本には、仕上がりの食感に応じて
様々な穀物の粉を使い分けます。
月を愛で、酒を交わし、微妙な食感を味わう
日本ならではですね。
9月15日(月)建長寺にて
東日本大震災・復興支援チャリティーコンサートが開催されます。
お茶会や写真展などの文化祭も同時開催されるとのことです。
12日 ぼたもち供養(常栄寺)
14日 宵宮祭(鶴岡八幡宮)
15日 例大祭、神幸祭(鶴岡八幡宮)
16日 流鏑馬神事(鶴岡八幡宮)
18日 鎌倉神楽、面掛行列(御霊神社)