お出汁のとり方

こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
ブログ担当の鈴木です。

皆さんは海外から日本に帰ってきた時、空港でどんな香りを感じますか?
空港の香りは、その国を表しているような気がします。

私が感じたのはお出汁の香りでした。
正確にいうと、お出汁と醤油の、お蕎麦とかうどんのお汁の香り。

日本に帰ってきたな〜っと実感したものです。
お出汁のきいたお味噌汁やお蕎麦などを食べた時、心からほっとします。

今日は、そんなお出汁のとり方をご紹介致します。

難しいな〜と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、一度チャレンジしてみましょう。
思ったより簡単ですよ!

使いますのは昆布と鰹節。
当店では、昆布は地元の乾物屋さんから仕入れている利尻昆布を。
鰹節は鰹節専門店のものを使用しています。

お店では大鍋で作りますが、今回はご家庭で作りやすい分量でご紹介します。
お吸い物ですと約3人前の分量です。
 ・水 500cc
 ・昆布 4g
 ・鰹節 10〜12g

1.昆布は旨味が出やすいように、2cm角ほどにカットしておきます。

2.お鍋に水をはり、カットした昆布を入れ1時間から2時間ほど水につけておきます。
昆布の旨味は切り口から出ます。小さくカットすることで旨味が出やすくなり、また浸す時間も短くすみます。
朝にお出汁をとる場合は前日の夜に準備をしておくと楽チンですね。
長い時間つけ置く場合は、必ず冷蔵庫に入れて下さいね。

3.弱火で15分ほど火にかけます。
小さくカットしてあるので、ここでも時短!
アクが出たら取り除いてくださいね。
沸騰させない事がポイントです!

4.15分ほど経ちましたら、火を止め昆布を取り出して下さい。

5.一度沸騰させて、火を止めてすぐに鰹節をいれます。
温度が低いと味が出ず、沸騰させすぎると苦みや雑味が出てしまいます。
火を止めてすぐ!がポイントです。

6.鰹節が自然と沈むのを待ち、取り出します。
ザルにキッチンペーパーを敷いてこしていきます。
細かい鰹節が残ってしまいますが、網の様なものですくってもOKです。

さぁ、基本のお出汁の完成です!!

お塩とお醤油で味付けすれば、清まし汁に。

ちゃんと取ったお出汁は、もうそれだけでご馳走です!!
じんわり心から温まります。

清まし汁に、出汁茶漬けに、お味噌汁。
煮物にもぜひ使ってみて下さい。
自分に拍手を送ってあげたくなること間違いなしの美味しさです。

ちなみに鉢の木では、配達・お持ち帰り用にお吸い物のセットもご用意しております。
こちらも、ぜひお気軽にご利用下さいませ。

土用の丑の日キャンペーン

今年の夏もスタミナつけて、乗り切りましょう!!

鉢の木では、土用の丑の日キャンペーンを開催致します!

キャンペーン期間
一の丑:7月21日〜7月26日
二の丑:8月1日〜8月5日

キャンペーン期間中は、贅沢会席二段弁当の鰻が増量!!
こちらの贅沢会席二段弁当は、早割対象商品。
ご予約日の5日前までのご予約で、1個150円引きに!!

その他にお子様向けに、鰻のひつまぶし風ご飯もご用意しております。
もちろんお子様以外の方のご予約もOKです。

3,000円以上、2個からのご注文で、鎌倉市内に無料でお届け致します。

店頭でのお引き渡しの場合は、来店割引で8%offに。
早割との併用もOKなので、最大約450円引きとかなりお買い得になります。

土用の丑の日に鉢の木のお弁当、いかがでしょうか?
ご予約お待ちしております。

暑気払いの水無月

今日は、とっても久しぶりの旅行会社さんからのご予約。

3密対策をバッチリと行った日帰り観光旅行のお客様をお迎えしました。

こういったご予約のお客様をお迎えするも、実に1月ぶりとなります。

何か水菓子をお付けして・・というリクエストでしたので、
鉢の木風「水無月」をご用意させて頂きました。

皆さんは、「水無月」という和菓子をご存じですか?

京都など関西ではポピュラーなこのお菓子、
ういろうに小豆や甘納豆を乗せたもので、6月の末日に食べます。

この風習は、平安時代の宮中行事が始まりです。
旧暦の6月1日の「氷室の節句」には、
氷室(昔の冷凍庫ですね)から取り出した氷を食べて暑気払いをしたそうです。

それが庶民の間にも広まりますが、その昔、氷は高級品!!
とても手に入るものではありませんでした。
そこで、氷を真似て作ったのが「水無月」のはじまりです。
水無月の三角の形は、切り出した氷の形を模したものとされています。

当店では冷たく召し上がって頂く為に、寒天を使ってお仕立いたしました。
氷室から出したばかりの冷たい霜の付く様子は、氷餅を使いました。

氷餅は、お餅を水につけて寒気にさらし、
凍らせては溶かし、凍らせては溶かしを繰り返して乾燥させたものです。

半年間の汚れを祓い、無病息災を祈願する。
夏バテ予防と、暑気払いの意味を持つ水無月。

この時期にぴったりの和菓子です。
お越しの皆様の、これからの健康を祈念して・・。

さぁ、暑い夏を乗り切りましょう!

今回も、鈴木がお届けしました。

ハチノキの家族ごはん終了のお知らせ

約2ヶ月にわたりご提供して参りました「ハチノキの家族ごはん」と「いざ鎌倉飯」。
今週末の6月21日(日)をもちまして、終了させて頂く事になりました。

こどもごはんと合わせますと、約4ヶ月。
1日に150食近くご用意をさせて頂いた日もございました。
長いようで短い、濃い時間でした。
沢山の方にご利用頂きました。
沢山の方に支えて頂きました。
本当にありがとうございました。

店内営業が再開し、ここで一区切りとさせて頂きます。
頂いたご縁、この経験を大切にし、
次へのステップを踏み出そうと考えております。

皆様から頂いたご意見を参考に、夏には新たな企画を考えております。
いろいろとお知恵を拝借させて頂く事もあるかと思いますが、ご協力頂ければ幸いです。
楽しい夏に出来るように、思案中でございます。

それでは今週末の最終日まで、どうぞ宜しくお願い致します。

なお、こちらの「ハチノキの家族ごはん」ですが、
10個以上であればご予約にて、ご用意をさせていただくことになりました。
前日11時迄にご予約ください。
メニューは「とんかつ」「天丼」「おまかせ」よりお選び下さい。
お近くでしたらお届けもさせて頂きます。

お届けの仕出しお料理は、変わらずご用意させて頂きます。
こちらも併せて、宜しくお願い致します。

ちりめん山椒

ちりめん山椒の仕込み風景。
鉢の木の日常の一コマです。

火を入れるにつれ、青々としていた山椒は
褐色を帯びた緑色に変化していきます。

大鍋を振りながら、焦げ付かないように、
味が良く混ざるように、程よく水分が飛ぶように、
混ぜていきます。

全身を使って、大きく大きく混ぜます。

胡麻豆腐を練っていると時と、
このちりめん山椒を作っている時。
調理人は逞しい腕の筋肉と体幹を手に入れるのです。

店内でのご飲食のご案内

待ちに待った店内でのご飲食のご案内をはじめさせていただきました。
会席折詰め弁当を新館の店内にてお召し上がり頂けます。

同時にお飲物や甘味もお楽しみ下さい。
ご案内は当面昼食の時間帯となります。
会席折詰め弁当(2,500円と3,500円)よりお選び下さい。

出来たてのお弁当をお楽しみ下さい。
ご予約・ご来店をお待ちしております。

店内営業再開のお知らせ

無事に店内でのご飲食の営業を
再開することが出来ました。

こうしてお客様をお迎えするのも約2ヶ月ぶりです。
久しぶりのお迎えは、緊張すると供にとても嬉しいものでした。

この日を迎えることが出来たのも、
ひとえに応援をして下さった方々がいるからです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

当面の間は鉢の木新館(和食会席)にて、個室のご予約のみの営業となります。
ご予約をお待ちしております。

6月のテーマカラー:二藍・胡桃染・菖蒲色

梅雨入りシーズンです。紫陽花の季節は北鎌倉へぜひお出かけくださいね。

胡桃染(くるみぞめ)

二藍(ふたあい)

菖蒲色(あやめいろ)

二藍(ふたあい):
藍と紅花で染め出した、にぶく青みを帯びた紫をいいます。
藍には”染料”という意味もあることから、紅花は「紅藍」ともいうのだそう。
だから、青藍と紅藍で”二”藍と名付けられたのですね。