2005年9月

紫式部が淡く色づいています

北鎌倉店と新館の間に流れる
小川のほとりで、紫式部の実が
だんだん色づいて参りました。

丹波の栗林で、生産者の方が
丁寧に収穫した大粒の栗たちです。
「銀寄」というこの栗。
塩茹でしただけでも甘みと粘りが
違います。栗御飯にしたり、
とろりとした湯葉と合わせたり…

北鎌倉のあちこちで、
赤や白の彼岸花が咲いて
います。
お寺の境内では、写真を撮ったり
絵筆を走らせたり…と、思い思いに
芸術の秋を楽しむ方の姿を多く
見かけました。

昨日は秋分の日。すっかり
秋が深まって参りました。

昨夜は、中秋の名月。
北鎌倉新館にて、ご婚礼の
お客様をお迎えしました。

こちらは、御祝いのお客様に
ご用意した先付です。
北寄貝(ほっきがい）、帆立貝
海松貝（みるがい）などを焼霜にし、
水菜と共に生姜酢和えに致しました。
笑顔あふれる皆様の、末永いお幸せを
お祈り申し上げます。

爽やかな秋風が吹くなか、
鶴岡八幡宮の例大祭が、
今年も行われました。

石川県から、加賀蓮根が届きました。
すりおろし、蒸して丸めた蓮根餅は、
モチモチした食感が、ならではのもの。
こちらを揚げだしなどにして、ご用意
しております。

こちらは鉢の木定番のお料理。
大根は鬼おろしでおろすと、
水っぽくなりません。
醤油と味醂で炊いたなめこと、
ざくざくした大根おろしの食感を
お楽しみいただければ…

本日は長寿を祈り、お祝いする
重陽の節句。
ひな祭りやこどもの日と同じ、
中国伝来の五節句のひとつです。
鉢の木では、お食事に菊花を飾り、
お祝いさせて頂きました。